- 自治会を脱退したいけど、辞めて困ることはある?
- 自治会を脱退するメリット・デメリットは?
- ゴミ捨てや回覧板はどうする?
- ご近所トラブルに巻き込まれたらどうする?
「自治会に加入したけど何もメリットが感じられない」
「役員や会費の負担が大きくて辞めたい」
そのように悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
わが家はマイホームに引っ越して3年目に自治会を退会しました。
必要な情報はネットで見られるため、回覧板がなくてもなにも困りません。
ゴミ捨て場の掃除当番に組み込んでもらうことで、今まで通り変わらずゴミを捨てることができます。
会費の負担や、面倒な自治会役員活動から解放されました。
わが家は、退会しても生活の不便はなにもありませんでした。
とはいえ、すべての家庭に当てはまるわけではないですよね。
地域の環境や家庭の状況によっては、自治会を退会しない方がいい場合もあるでしょう。
この記事では自治会を退会するメリット・デメリットを紹介していきます。
自治会や町内会を辞めようか悩んでいる方は参考にしてみてくださいね。
自治会を退会するメリットは?
メリット | デメリット |
---|---|
・役員の業務から解放される ・自治会費の負担が減る ・面倒な行事に参加しなくていい ・回覧板を回さなくて済む | ・地域の繋がりがうすくなる ・情報が入手しづらくなる ・災害時に困る可能性がある ・イベントに参加できなくなる |
役員の業務から解放される
自治会を脱退したい理由で一番多いのが「役員の業務が大変」というものではないでしょうか?
自治会に加入すると強制的に役員が回ってきますよね。
仕事や育児をしながらの自治会活動は本当に大変…
ご高齢の家庭は役員を免除される場合も多いため、若い家庭への負担が増えてしまいがちです。
実際に私の住む地域では、75歳以上の方は希望すれば役員を免除されます。
まわりは高齢の家庭ばかり…
このままいくと毎年、私たちが役員を続けることになるのでは?
自治会の未来を感じられなくなったため、わが家は退会を決意しました。
自治会費の負担が減る
自治会を抜ける2つ目のメリットは、自治会費の負担が減ること。
自治会費の負担って本当に大きいですよね。
地域によって変わってきますが、年間数千円~数万円かかる場合も。
私が住む地域では年間7,000円ほど。
実家では年間2~3万円でした。高すぎ!
これがこの先何十年も…と思うと、大きな出費ですよね。
自治会費を有意義なことに使われているなら納得できますが、恩恵を感じることが正直ありませんでした。
私が住む地域の自治会費の使い道の多くは、「お年寄りの集まる会の、お菓子代やエアコン設置費用」などに使われてることを知り、自治会に入っているメリットを感じられなくなりました。
回覧板を回さなくて済む
回覧板を回す負担が減ったのも大きなメリットです。
小さなことに感じるかもしれませんが、ご近所のお宅に毎回届けに行くのって結構面倒ですよね。
ポストに入れておけるならいいですが、顔を合わせると世間話に付き合うことになったり…
週に何度も回ってくる回覧板、地味に大変…
脱退前は「地域の情報を知らないと困ることがあるかも…」という心配もありました。
しかし、いざ回覧板がなくなっても困ったことは一度もありませんでした。
回覧板がなくても今の時代、必要な情報はネットで調べることができますよね。
それに正直、回覧板に有意義な情報って載っていないですよね…
自治会を退会するデメリットは?
メリット | デメリット |
---|---|
・役員の業務から解放される ・自治会費の負担が減る ・面倒な行事に参加しなくていい ・回覧板を回さなくて済む | ・地域の繋がりがうすくなる ・情報が入手しづらくなる ・災害時に困る可能性がある ・イベントに参加できなくなる |
地域の繋がりがうすくなる
自治会に加入しないと、地域の繋がりがなくなるという意見があります。
たしかにご近所付き合いを大事にしていた時代は、自治会に入ることは重要だったかもしれません。
しかし、コロナを機に自治会の行事や交流はほとんどなくなりました。
私の地域ではもともと行事に参加する方が少なかったようで、お祭りやイベントはこの先も廃止が決定しました。
高齢化のため、自治会活動は今後も縮小していくでしょう。
自治会の方と気まずくなる可能性も
脱退することで、自治会の方と気まずくなる可能性も。
「自治会を抜けるなんてありえない」という考えの方には、白い目で見られることもあるでしょう。
私自身、「ご近所の方と気まずくなったらどうしよう」という心配はありました。
実際に、自治会長と班長に退会の意思を伝えた時には渋い顔をされました。
とはいえ、もともと仲のいいお隣さんや近所の方は変わらず優しく接してくれます。
災害時に困る可能性がある
自治会を脱退すると、災害時に困るかもしれないというリスクもあります。
- 避難所を使えないかもしれない
- 物資がもらえないかもしれない
- 地域の繋がりがないと困るかもしれない
とはいえ、自治会に入っていれば災害時も安心というわけではありません。
大きな災害時には誰でも、自分と家族を守ることで精いっぱいでしょう。
まずは自分の大切な人を守るため、最低限の水や食料は備蓄しておきましょう。
わが家も5年保存水を少しずつ買い足して備蓄しています!
非常食があれば数日は安心。
自治会を辞めない方がいい場合も
高齢者の場合
高齢者の場合は、自治会に加入していた方が安心かもしれません。
自治会活動では、一人暮らしの高齢者の見回りや声掛けが行われています。
「回覧板が何日もポストにささりっぱなし」などの状況から、安否確認につながることも。
また、自治会では高齢者向けのイベントが多く開催されています。
地域のイベントに参加したい場合
自治会に入っていないと、地域のイベントに参加できない場合も。
とくに子どもがいると「自分だけお祭りに参加できない」という可哀想な思いをさせることに…
地域の繋がりを深めたい方は、自治会に入ることで日々の充実感を得られるでしょう。
トラブルになりそうな場合
自治会を脱退したくても、簡単に辞められない場合もありますよね。
「自治会を辞めるなんてありえない」という考えの方がいると、どうしてもトラブルになりがちです。
実際に私の友人も、自治会役員数人が自宅に押し掛けてきたり、嫌がらせをされました。
友人はその後も、お隣さんとはずっと気まずいそうです…
この先長く住むつもりなら、近隣の方とは揉めたくないですよね。
自治会を抜けても困ることは少ない
高齢化により、若い家庭への役員の負担が増え、この先も自治会活動は縮小していく一方でしょう。
個人的には自治会に入るメリットは少ないように感じます。
私自身、自治会を抜けて1年になりますが実際に困ったことは一度もありません。
回覧板が回ってこなくても困りませんし、ゴミも今まで通り変わらず捨てることができます。
ご近所の方も変わらず親切に接してくださいます。
とはいえ、すべての自治会がスムーズに退会できるわけではありません。
できるだけご近所と気まずくならないように退会するコツをまとめました。
自治会を抜けたいと考えている方は参考にしてみてくださいね。